顕微鏡精密歯科

当院では難症例に対し、拡大鏡(歯科用ルーペ)は当然ながら顕微鏡による虫歯治療、歯周病治療、補綴治療、口腔外科治療を行なっています。

虫歯治療ではMI(ミニマムインターベンション)の概念に基づき、健康な部分を削らない最小限の侵襲で抑えることが可能です。

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歯周病治療では顕微鏡下での全顎的な歯石取りをすることで見える範囲も見えにくい箇所もスッキリ清潔にすることが可能です。

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補綴治療では一番くっきりと表したいマージン(歯茎との境目)を顕微鏡下で丁寧に削ることで歯科技工士とのやり取りもスムーズになり、完成度の高い補綴物が出来てきます。

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口腔外科治療では歯根端切除術やフラップオペレーションなどの歯周外科、顕微鏡下での緊密な縫合などで役立ちます。

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当院では2017年6月時点で3台の歯科用顕微鏡を有し、歯科医師それぞれが研鑽を踏まえ診療に当たっております。日本全国的に見ても歯科用顕微鏡の保有している歯科医院は6%と少なく、3台ある歯科医院は東京都でも数件だと思われます。これからは顕微鏡での歯科診療をスタンダードに受けることができるよう取り組んでいきたいです。

顕微鏡根管治療

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いわゆる神経治療と言われている根管治療は歯科治療の中で一番難しく、その成否によって再発悪化してしまう厄介な虫歯の行き着く先の治療です。


• 抜歯が必要でインプラントを勧められたが歯を残して何とか使いたい
• 週1回で通っているのに3ヶ月以上同じことの繰り返しで結果が見えない
• 同じ歯の根管治療を何度も繰り返している
• 治療したはずの歯に痛みや腫れが出ても治療せずに様子を見ましょうと言われた

虫歯を神経まで到達させないようにするのが良いのですが神経に感染してしまったら根管治療はやらざるを得ません。日本では国民皆保険法で守られているので診療費が安く受けられますが研修医からベテランのDr、得意な方から苦手なDrどの人が診療しても一律費用は変わりません。また日本は先進国中この根管治療の費用が激安であり、器材や道具までは全くカバーされていません。

また保健上の根管治療のゴールは痛みを取ることで終わりになるため、日本の根管治療の成功率は60%前後と低いままです。そして再発した感染根管治療はさらに成功率が低く、曲がった根管を真っ直ぐ突き抜けて失敗した症例ならなおさら本来の根管方向に顕微鏡下で見つけてあげなくてはなりません。それに根管が先端まで開いているかどうかも大事ですがその根管内壁にまとわりついている汚れを取ることが最も大事なことなのです。顕微鏡下で目で見て明らかに汚れていないことが成功の秘訣であり、残念ながら従来の方法では汚れを取り切れているとは言えず、成功率も上がらず再発を繰り返し、ゆくゆく歯を抜くことになるのです。

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イスムス
イスムス2
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樋状根
汚れ取り残し
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第4根管
第4根管2
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ペリオウェーブ

アメリカではこの成功率は90%であり根管治療を行う歯科医師は顕微鏡の使用を義務付けられております。またその上に精密で虫歯を寄せ付けない修復物(被せ物・補綴)で終えることも重要な一面を担っています。

さらに顕微鏡下での根管治療の意義があるかないかを判別するためにCTによる術前検査を踏まえた診断の説明を希望者にしております。

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他にも顕微鏡検査という形で写真をお見せして診断まですることも可能です。

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仮に根管に穴が空いていた場合は封鎖専用のMTAセメントを用いて修復することが可能ですし、根破折していた場合は状態により保存不可となることもあります。

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当院ではペンシルバニア大学歯内療法学(根管治療専門)での研修を受けサーティフィケートを授与した理事長を始めとした顕微鏡下での治療を得意とするDr陣で根管治療に当たっております。他院で抜かなくてはならないと言われた難症例の相談先として途中からでも対応できますし、近隣の難症例の送り先としては顕微鏡根管治療だけを担当しその後の診療は送り返すことを約束します。

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