はじめに
インプラントが特別なものでなくなった今だからこそ、患者さんには安全で痛みを伴わない、身体負担の少ない方法が求められていると思います。
当院ではコンピューターシミュレーションを元に、力学的に耐えられる最低限の本数によるインプラントを実施し、費用負担も軽減できるようにしています。
手術の際は歯科用CT3次元解析による治療計画に基づき、脈拍・血圧測定モニターや静脈内沈静法による全身管理を適宜行っております。
骨移植をしない・削らないインプラントをベースに、確実な知識と幅広い治療方法をご提案していきます。
インプラントセンター ヘッドドクター 高橋良多
クリニカ・マロ 研修
ポルトガルのリスボンにあるクリニカ・マロはノーベルバイオケアの
All on 4 システムの大家である Dr.Paulo Malo( パウロ・マロ)のクリニックである。研修を経て師事を仰ぎ今日に至る。
保証について
最大10年間の保証期間を設けていますので、ご安心下さい。
※3ヶ月~6ヵ月ごとの定期的なメンテナンスを受けられた方に限ります。
3D-CT(歯科用3次元CT装置)
CTは現在導入している歯科医院も少ないですがインプラント治療において必須の機械であり、当インプラントセンターでは安全、安心のための精密な検査が可能です。
近医からの検査以来もお受けしております。撮影のみで他にお手間は取らせませんのでご利用ください。
費用
- ダブルスキャン…¥32,400
- 親知らず、顎関節、根管確認等…¥10,800
オペ専用クリーンルームと手指完全消毒コーナー
歯学部附属病院口腔外科のオペ室と同等の手指消毒を行い、病院向け空気清浄機で有名なダイキンstreamerによる無菌室として気密性の高いクリーンルームを実現しました。
Streamer
ストリーマ放電から発生する高速電子は、空気中の酸素や窒素と合体しカビやダニ(フン・死骸)、花粉などのアレル物質やホルムアルデヒドなどの有害化学物質を除去します。
専用待合室
また遠方からご家族で来院される方々や近くても付添いでこられる方のために専用待合室を作りました。
従来の治療法とインプラントの違い
隣接する歯を 1,2本失った場合 |
奥歯を含めて 複数の歯を失った場合 |
全ての歯を失った場合 | |
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両隣の歯を削って人工の歯をかぶせます
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人工の歯を固定するために金属のバネで健康な歯に固定します
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人工の歯(入れ歯)を歯茎全体にかぶせます
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インプラントを埋め込み、その上に人工の歯冠を固定します
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人工の歯を両隣のインプラントで支えることもできます
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複数のインプラントを埋め込み、人工の歯を固定します
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コンフォータブルインプラント(安全・低身体負担・低費用・早期治癒)
ノーベルガイド 切らないインプラント(フラップレス)
コンピューターシミュレーションから手術用ガイドを作ることで全く切らない縫わないインプラントが可能です。
ガイド用の費用が追加にはなりますが、治療時間の短縮・腫れ痛みの軽減・治療回数の減少などメリットの多い方法です。
骨移植のないインプラント(グラフトレス)
日本人は骨の幅も高さも足りないことから骨移植が元来付き物でした。しかし骨移植は費用が高く、治療回数の増加や、その後の骨形成期間に6ヶ月~1年ほどの待機期間が必要になるのです。そこで考え出された方法が、隣の骨から傾ける傾斜埋入と、既存の骨の幅を拡大する大口式と、6.5mmの短いショートインプラントなのです。
傾斜埋入
奥歯の骨の高さは、上あごなら副鼻腔(蓄膿症になるところ)や、下あごなら下歯槽神経に阻まれていることが多いのですが、前歯の骨には空洞や神経の束はありません。
奥歯に対して前歯の骨からインプラントを傾けて埋めるのが傾斜埋入と言います。それを総入れ歯の方で利用するのがAll on 4(オールオンフォー)なのです。
All on 4 (オールオンフォー)
総入れ歯になると、頻繁な調整が必要で、入れ歯の下の骨の吸収がどんどん進んでいきます。オールオンフォーは最低4本のインプラントでその日のうちに噛める仮歯を入れられる画期的な方法です。一つのアゴに12~14本入れる方法に比べると、明らかに費用負担が少なく、治療回数や期間が極端に短い方法です。(即日終了)
スーパーオッセオインテグレーション
インプラントは製造・流通過程でチタンの生物学的老化(エイジング)が必ず起こります。この老化現象を唯一解決できるのが光機能化技術です。特殊な紫外線を当てることで新品同様に生まれ変わり、骨結合率が3倍となり接触面積も53%→98%となることでインプラント手術後の待ち期間が半分になる画期的な技術です。
我が国では2000年から始まった方法ですがUCLA終身教授である小川隆広先生監修のセラビームアフィニーを東京都内で11番目(同順位)、杉並区では1番目に当院で導入しました。
血液との濡れ性が向上
インプラント周囲の骨造成細胞が増殖
インプラントと骨の結合面積の増加(青色部分)
メディフュージ(CGF再生誘導医療器)
メディフュージは、患者さんから採血した血液からCGF成分を抽出するための遠心分離機です。抽出したCGFを抜歯や手術をしたあとの傷口に塗ると、術後の痛みが和らぎ、治癒を促す効果があります。また骨を増やしたい場所への人工骨との埋め込みで骨増生が見込まれ傷の治癒も早まり歯茎の代わりとして蓋(メンブレン)にもなります。インプラントにも使用することで確実な骨とのオッセオインテグレーションが見込まれます。
伊藤超短波社製 オステオトロンD2
骨折したスポーツ選手が使用して劇的に早く治ったものを歯科用に改良したものです。
低出力パルス超音波による音圧効果で骨の形成を促し、骨の癒合を促進させる超音波骨折治療法により骨癒合期間を約40%短縮できます。抜歯後やインプラント後に使用することで早めの回復が
可能となりました。
O.A.M.インプラント(大口式インプラント法)
骨の幅が狭い部分のインプラントは、ドリルで削り落としてしまう骨の頂点の部分が多く、結果的に高さも足りなくなることがほとんどでした。
大口式は骨幅を中から拡大して骨の高さを温存し、幅も確保できる方法です。全く削らない、静かなインプラント法です。
ピエゾサージェリー(超音波骨切削機械)
超音波によるうドリルで削らない優しい骨形成法です。
ショートインプラント(短いインプラント)
骨の幅はあっても、元々高さがほとんどない方は諦めてもらうしかありませんでした。
しかし6.5mmという世界的に一番短いインプラントによって、骨の高さがない人でも安全にインプラントが可能になりました。
ブローネマルクインプラント
当院のインプラントは全てノーベルバイオケア社のブローネマルクインプラントを使用しております。
現代インプラントの父とも言えるペル・インクヴァール・ブローネマルク教授が、1965年からスタートさせた実績と経験豊富な、常に最先端のインプラントです。
数十種あるインプラントの中でもロールスロイスと言えるほどの最高品質を誇ります。
一度処置したら、一生付き合うものになるインプラントは世界中で保証や修理、メンテナンスを受けられることは他の追随を許さない魅力であり、圧倒的な20年残存率が94%以上を誇ることやその日のうちに即日仮歯がつけられることも世界No,1シェアの理由と言えるでしょう!
保証
当院ではメンテナンスで来院されている方に、10年間の無償保証を行っています。
手術後のトラブルにならないためにも安心してお受けください。
費用
いわゆる安価なコピーインプラントではなく、ブローネマルクインプラントは高価なものです。全国でも最安値といえるでしょう。
- インプラントボディ1本:¥216,000
- アバットメント:¥54,000~¥86,400
- 上部構造体(被せ物):¥64,800~¥145,800
医療費控除
1年間の医療費が10万円~200万円の範囲で受けられる制度です。インプラントや矯正も対象になっており、申告は非常に簡単です。
医療費控除についての詳細はこちらからダウンロードしてください。
インプラント治療の流れ
隣の歯を削って橋渡しにするブリッジや、金具のばねで支える入れ歯とは違い、インプラントはご自信の骨に人工の歯根を植える方法です。
他の歯への負担が全くないうえに、痛みや違和感もない第2の永久歯として機能できます。
問診、口腔内検査
糖尿病など全身疾患の有無や、歯周病の有無など問診します。一人ひとりに合った的確な治療方法をご提案させていただきます。ご納得いただけるまで何度でもご相談ください。
CT検査
当院ではCTによる3次元解析を必ずさせてもらうようにしております。正確な骨の位置・角度・高さ・幅など、院内カンファレンスを踏まえて治療計画を立てます。
治療計画の説明
問診・口腔内検査・CT検査に基づいた治療計画を説明させていただきます。この時点での現状を把握することができます。また、その上でインプラントをしないという選択も一つの方法です。
インプラント埋入手術
当院では滅菌無菌の材料・道具・手術室にて、リラックスして治療を受けられます。脈拍・血圧測定用モニターにて全身管理を行い、表面麻酔・電動麻酔を用い、必要があれば笑気や静脈内沈静法によるリラックス麻酔にて、無痛下で行います。ノーベルバイオケアインプラント1社だけの特権ですが、初期固定が得られれば、仮歯を即日に入れられます。
手術後治癒期間
手術後、頬や歯茎が腫れることがありますが1週間ほどで元に戻ります。7日~10日で抜糸が可能です。3週間は絶対安静で、消毒を兼ねつつ経過を追います。
上部構造(被せ物)の装着
上あごなら4ヶ月、下あごなら3ヶ月かけて骨と結合します。その後、最終的な被せ物の型採りと装着をします。
咬み合わせの調整
被せ物が装着されても最低1回は調整が必要です。
メンテナンス
骨と結合したインプラントはご自身の歯の根と何も変わりません。日ごろのハミガキを怠れば、天然の歯と同じように歯周病になるのです。当院では3ヶ月ごとの定期検診を1年間無料のインプラントメンテナンスで予後観察していきます。
インプラントセンター ヘッドドクター
失ってしまった食べる喜び、笑うことの楽しみ。それらを回復し、わずらわしさから開放すること。ブリッジや入れ歯による歯への負担をなくし、この先歯を失わないように。
これからは歯を削らない、抜かない、減らさないためのインプラントです!!
インプラントセンター ヘッドドクター 高橋 良多